2010年 01月 20日
今日の社説…日航更生法申請 「親方日の丸」が破綻を招いた |
記事…http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100119-OYT1T01376.htm?from=any
引用…
<深刻な経営危機に陥っていた日本航空が、ついに会社更生法の適用を申請した。>
< 一般の商取引債権やマイレージは保護されるが、巨大企業の破綻だけに、予期せぬ問題も発生しうる。関係者は、まず混乱を防ぎ、安全運航の確保に全力を挙げなければならない。>
<しかし、企業の再建には、新たな収益源の確保が不可欠だ。支援機構は国際線の運航効率化で収益力が回復するというが、再建計画の甘さを指摘する声も多い。>
<再建が当初の計画通り進まないようであれば、支援機構は国際線の他社への譲渡など、より踏み込んだ策を検討すべきだ。再建に対して国民の理解を得るには、長年の懸案だった労使問題の解決も不可欠だろう。日航は完全民営化以降も政治家や地方の有力者の要求を断れず、不採算路線への就航などを余儀なくされてきた。日航を破綻に追い込んだ責任は、行政にもある。日航と同時に、航空行政も一から出直さなければならない。羽田、成田両空港の発着枠拡大や日米の航空自由化で、日本の空を取り巻く環境は激変している。政府は空港整備特別会計の見直しや羽田のさらなる国際化など、航空行政を再構築すべきだ。>
私の感想…
事前に言われていたように、昨日、日航は破綻してしまいました。昔は花形だったのでしょうが、ここ数年は斜陽企業のようになっていました。政府は事前に政府支援や大口債権者の債権カットを決めておき、「整理」から「再生」に素早く移ること(GM型)を目指していましたが、事前準備に1ヶ月しか余裕がなかったようです。そのため債権者が置いてきぼりであったという指摘もあります。
社説には具体的な対策が書かれていますが、その先の航空行政への切り込みもやむを得ないでしょう。日航のリストラは大切ですが、政府は経済への影響もしっかりと考えなければなりません。戦後4番目に大きな倒産ですからね。
何よりも大切なのは、政府声明にもあるように、運行の安全と継続です。利用者に迷惑を掛けることは決してあってはなりません。
引用…
<深刻な経営危機に陥っていた日本航空が、ついに会社更生法の適用を申請した。>
< 一般の商取引債権やマイレージは保護されるが、巨大企業の破綻だけに、予期せぬ問題も発生しうる。関係者は、まず混乱を防ぎ、安全運航の確保に全力を挙げなければならない。>
<しかし、企業の再建には、新たな収益源の確保が不可欠だ。支援機構は国際線の運航効率化で収益力が回復するというが、再建計画の甘さを指摘する声も多い。>
<再建が当初の計画通り進まないようであれば、支援機構は国際線の他社への譲渡など、より踏み込んだ策を検討すべきだ。再建に対して国民の理解を得るには、長年の懸案だった労使問題の解決も不可欠だろう。日航は完全民営化以降も政治家や地方の有力者の要求を断れず、不採算路線への就航などを余儀なくされてきた。日航を破綻に追い込んだ責任は、行政にもある。日航と同時に、航空行政も一から出直さなければならない。羽田、成田両空港の発着枠拡大や日米の航空自由化で、日本の空を取り巻く環境は激変している。政府は空港整備特別会計の見直しや羽田のさらなる国際化など、航空行政を再構築すべきだ。>
私の感想…
事前に言われていたように、昨日、日航は破綻してしまいました。昔は花形だったのでしょうが、ここ数年は斜陽企業のようになっていました。政府は事前に政府支援や大口債権者の債権カットを決めておき、「整理」から「再生」に素早く移ること(GM型)を目指していましたが、事前準備に1ヶ月しか余裕がなかったようです。そのため債権者が置いてきぼりであったという指摘もあります。
社説には具体的な対策が書かれていますが、その先の航空行政への切り込みもやむを得ないでしょう。日航のリストラは大切ですが、政府は経済への影響もしっかりと考えなければなりません。戦後4番目に大きな倒産ですからね。
何よりも大切なのは、政府声明にもあるように、運行の安全と継続です。利用者に迷惑を掛けることは決してあってはなりません。
by kokuminheiwa
| 2010-01-20 09:17