2010年 02月 18日
EU問題 |
EU、ギリシャに圧力 ユーロ防衛へ(読売新聞)
>中東欧などの危機と異なるのはユーロ圏の国が危機に直面している点だ。通貨の切り下げによる輸出拡大などができない以上、ギリシャは景気が悪化しても財政再建の成果を示すしかない。
>ギリシャは4~5月、国債償還に200億ユーロ(約2・5兆円)弱の資金が必要で、これを乗り切れるかどうかが当面の焦点となる。
>ギリシャの信用回復が遅れれば、ユーロ全域に打撃が広がる可能性があり、市場では、独仏がギリシャを見捨てるとは考えにくいとの見方が多い。
通貨の統合により、ギリシャのような弱小国の危機が西欧全体の危機となり、一方で、ギリシャは自分独自の景気対策がうてず、国民生活よりも財政再建を優先しなければならない異常な状況が生まれています。これまでは、順調でしたが、通貨統合の負の一面が見え始めました。
通貨統合は各国の財政政策を制約し、為替政策も不自由になりますので、戦後の世界の流れに逆行します。ギリシャのように、EU全体の2%の経済力の国が、ヨーロッパ全体を揺るがすような脆弱なシステムだったといえるでしょう。傷の浅い今のうちに、各国が自分の通貨を取り戻して、ユーロをやめてしまえばいいと思います。
日本のように、不況になれば財政は悪化します。悪化したら、EUから国民生活無視の強制的財政再建を強要されるシステムは、どう考えても加盟国の人々を不幸にします。経済的結びつきを強くするのなら分かりますが、通貨統合は行き過ぎであったように思います。
>中東欧などの危機と異なるのはユーロ圏の国が危機に直面している点だ。通貨の切り下げによる輸出拡大などができない以上、ギリシャは景気が悪化しても財政再建の成果を示すしかない。
>ギリシャは4~5月、国債償還に200億ユーロ(約2・5兆円)弱の資金が必要で、これを乗り切れるかどうかが当面の焦点となる。
>ギリシャの信用回復が遅れれば、ユーロ全域に打撃が広がる可能性があり、市場では、独仏がギリシャを見捨てるとは考えにくいとの見方が多い。
通貨の統合により、ギリシャのような弱小国の危機が西欧全体の危機となり、一方で、ギリシャは自分独自の景気対策がうてず、国民生活よりも財政再建を優先しなければならない異常な状況が生まれています。これまでは、順調でしたが、通貨統合の負の一面が見え始めました。
通貨統合は各国の財政政策を制約し、為替政策も不自由になりますので、戦後の世界の流れに逆行します。ギリシャのように、EU全体の2%の経済力の国が、ヨーロッパ全体を揺るがすような脆弱なシステムだったといえるでしょう。傷の浅い今のうちに、各国が自分の通貨を取り戻して、ユーロをやめてしまえばいいと思います。
日本のように、不況になれば財政は悪化します。悪化したら、EUから国民生活無視の強制的財政再建を強要されるシステムは、どう考えても加盟国の人々を不幸にします。経済的結びつきを強くするのなら分かりますが、通貨統合は行き過ぎであったように思います。
by kokuminheiwa
| 2010-02-18 12:20